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山小舎を整える3

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外構

 山小舎のログハウス部分は残念ながら狭い。しかし、千平方メートル余の庭をうまく利用すれば山小舎としては広くなる。
 まず多くの人が集えるよう、焚火とバーベキューができる炉、デッキ、テーブルを作り、駐車場を拡げた。次に山小舎の体裁をよくするために、アプローチと門柱を整えるとともに、前に述べた落葉松伐採跡地に植栽した。さらに厳冬期に特に必要となる車庫をいろいろ増えた道具や用具を収める物置と兼用で建てた。最後に陶芸窯を作り、山小舎はほぼ整った。ログハウスは自分で建てられなかったが、これらはいろいろの方のお世話になりながらも、ほとんど二人で作業した。

比較的平らな大石を車座になれるように並べ、座りやすい深さに掘り下げ、中心近くを更に掘り下げ、石積の炉を作った。金具は友人の手作りである。

 昔の山歩きでは薪で料理し、火を囲み食事した。作家本山賢司さんたちの国際焚火学会員ではないが、彼らに敗けないくらい焚火が好きで、上手と思っている。さいわい薪材はたくさんある。炉は山小舎に作りたいものの第一であったので、工務店にログハウスの基礎工事から出た比較的平らな大石を車座になれるよう並べてもらった。この内側を石に座りやすい深さに堀り下げ、中心近くをさらに掘り下げ巾40、長さ90、深さ40センチの石積みの炉を作った。位置、形状は土中にどうしても動かせない石に制約された結果であるが、性能はよい。この中で大きな焚火をしながら飲む酒はうまい。炉に燠が貯まると、工事用鉄筋で作った90センチ四方の格子の台を置き、これらに網を載せ、バーベキューを始める。酒はさらに続く。

焚火とバーベキューができる炉は山小舎に作りたいものの第一であった。
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