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山小舎を整える2

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庭木

工事車輌を進入させるため落葉松を伐採したところに、いろいろな樹を求め移植した。
ヌメリイグチがよく採れる。
伏した椎茸、ムキタケ、ナメコもよく穫れる。

 別荘地は戦前の落葉松の植林地で、落葉松の巨木の間にサクラ、クリ、ナラ、ナナカマド、カエデ、モミジなどが光を求めて細く伸びているだけの、生態的には豊かでない林である。
 比較的平坦地であるためそれほどではないが、山小舎工事のため最小限の伐採をしたところ日が射し込み、落葉松以外の樹が元気になり、樹冠を思い切って伐ると枝を伸ばし始め、草花も自生種が増えている。こんなことなら落葉松をもう少し伐採しておくべきだったと今反省している。これから伐るのは容易でない。

  秋にはすべての樹が葉を落す。少々寂しいので周囲にモミ、イチイ、コメツガ、トウヒを植栽した。よく育っている。
 工事車輌を進入させるため落葉松を伐採したところにはモミジ、カエデ、ドウダンツツジ、シラカバをはじめいろいろな樹を求め移植した。
 標高が1,580メートルと高く、落葉松の陽影となり日当たりが充分でないため花ものはうまくいかない。
 樹の移植には失敗も多い。ここの植生を熟知しないばかりか、希望的な考えで好きな花木を選ぶからである。数年後高い授業料を払ったことに気づく。草花もTKさん夫妻、KR夫妻が移植してくれて、随分豊かになった。

  山に詳しいSGさんが茸のヌメリイグチを教えてくれた。よく採れて美味しい。この他、舞茸と思えるものなどいろいろあるが、まだ食していない。危うきに近寄らずである。また、椎茸、ムキタケ、ナメコの原木を購入し、伏している。時々水をかけるくらいの手間しかかからずよく穫れ、菌の働きに驚きつつ、その恵みを美味しくいただいている。

落葉松の巨木の間で細くのびているだけのシラカバも樹冠を思い切って伐ると枝を伸ばし始めた。
草花が移植され、庭も随分豊かになった。
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