工具は寮の仲間から結婚祝いにいただき重宝していたものに、逐次買い足している。細工物に関心がないので工具もそれほど多くはないが、必要なものがすぐ取り出せるようにならないかといつも考えている。雑誌などに紹介されている、いわゆる男の部屋まではいかなくても、少し工夫したいところである。市販の折り畳み工具台は本来の機能に加え、薪材の輪切りの台、車庫の天井や棚への収納や樹の剪定の脚立代わりなどにすばらしく働いている。
丸鋸、鉋、ドライヴァーは必需品である。丸鋸はテーブル、デッキを作るとき、すでに述べた経緯で径16センチを購入した。能率、出来映えとも格段に落ちたが、やむを得ない。鉋もよく働く。おかげで毎春鉋をかけられ、ログテーブルの表面は常に輝いている。ドライヴァーは段々強力なものが必要となり、結果的には3台購入した。最初から木材ばかりでなくコンクリート、鉄なども穿孔できる兼用の、良いものを買っておけばと悔やんでいる。ホーム・センターのバーゲンで衝動買いした糸鋸、研磨器のように、いまだ使っていないものもある。
樹の剪定、ペンキ塗り、車庫作りに役立っている。茅野のホーム・センターでは、7メートルの梯子は取り寄せ注文で10万円くらいと言われ諦めていたが、多摩のホーム・センターで同じようなものが12,800円で売り出された。しかも、蓼科まで届けてくれるとのことである。随分得をしたつもりでいたが、後日全く同じものが多摩の別のところで9,800円で売り出されていた。 こういうものの値段は本当にわからない。
これらはいずれも"使いよう"と言われるが、素人にはいいもの、新しいものが楽であるが、鉈(なた)は学生時代に登山で使っていた(今ではこんなことは許されない)のがまだ役に立っている。 鋸も鋏も私が手にすると、何か切るのではないかと心配して家内が後をついて来る。