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山小舎の愉しみ1

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 7年前から週末をここで過ごすことが多い。金曜日の夜か、土曜日の早朝、車で2時間あまりかけて行き、日曜日の午後帰る。数えてみると90日を超えて滞在しており、今や私たちの生活の主要な部分となっている。何がよくてこんなに出かけているのだろうか。あらためて挙げてみると、いずれもそれほどのことでないように思える。

眠る

 多摩のアパートもいたって静かであり、よく眠れる。考えてみると、どこででもよく眠っている。しかし山小舎では体を動かしているからか、空気がよいからか、フィトンチツド効果によるのか、あるいは木の温もりのためか、よく眠ったと感じて目覚める。また眠くなればすぐ横になり眠ることにしている。

何もしない

 眠りから覚めたときもそうだが、何かをしなければならないと考える必要がない。庭の椅子に体を預け、ただ光を感じ風を聴くだけでもよい。樹々のみどりの美しさを発見したり、コガラの羽音を聞いたり、時にはコガラに留まられる。

何もしない。酒をときどき飲む。


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