ページ 2/2

樹の手入れ

料理の写真
岩登り用具で安全を期し、樹を剪定する。

 樹は毎年成長する。しかし、どのように成長するか素人には予測できず、試行錯誤的に剪定している。またしばしば起きる倒木、落枝はその都度整理しなければならない。庭木の手入れで落ちて怪我した友人も多いので、岩登りのハーネス、シュリンゲ、カラビナ、ヘルメットを着けて安全を期している。前に述べたように庭にもう少し日を入れるために落葉松を伐りたいところであるが、相当の大木であるので、まだ実行できないでいる。

薪割り

蒔割り
陶芸窯の薪はまず輪切りし、冬の間のに細く割って乾燥させる。

 陶芸窯は相当の薪を消費する。最初はたまたま見つけた国有林の間伐作業の不用材を拾わせてもらい、乗用車で何回も運んだ。次の年も期待したが、うまく見つけることができず困っていたところ、南信森林管理署が不用材を払い下げていることを知った。これで薪の供給は安心である。
 これら丸太をチェーンソーで30センチの長さに輪切りし、冬の間細く割って乾燥させている。登り窯焚きを手伝っている友人は3年間乾燥させているそうだが、ここではその余裕はない。まず丸太を斧(よき)で割り、手斧で細かくする。一振りでパッサリ割れたときは痛快だし、節の多い丸太に何度も挑戦するのもおもしろい。一日働くと相当疲れるが、積み上がった薪をみると何となく豊かに感じるのは不思議である。

除雪

屋根からの落雪の写真
屋根からの落雪を撥ねるのには数時間を要する。

 平成13年の記録的大雪を除けば、除雪に苦労することはない。管理事務所が幹線は常に、枝線も連絡すれば前日までに除雪してくれ、また車庫も完成したので、道路から玄関までラッセルするだけである。

 しかし、屋根からの落雪はやっかいで、片側を撥ねるのに数時間を要する。何歳までできるか心配なところである。
平成13年の大雪を除けば、雪にはそれほど困らない。

ペンキ塗り

屋根からの落雪の写真
ログ本体は5年毎、屋根は10年毎、デッキ、テーブルは毎年塗装しなければならない。

 デッキ、テーブルは比較的簡単で毎年塗っている。ログ本体は5年、屋根は10年と言われている。留学先のアメリカで教授の婦人が自宅のペンキ塗りをしているのを見ていたので、私たちも挑戦した。足場が作れないので、上部を高い梯子を使い私が、下部を家内が分担し、ホースで水をかけてタワシで洗い、乾いたところを刷毛で塗った。腕は熱をもち、ペンキはプロの倍以上消費して服や地面にも吸収させたが、一応の成果を挙げた。しかし、次回は屋根を含めプロにお願いすることになろう。