アコンカグア登山記録 中道宏
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1月5日 晴  C1へ移動。大ピンチ ― ストーブが働かない。

6:35   標高4,095m 気圧611hPa  気圧が上がっている。

雪の中のテント
アコンカグアは望めないが、
晴れそうにみえる。
段々、晴れてくる。
行ける。

9時にAYMARAに行くが、まだいない。ハビエルが起しに行く。

9:17 出発。Tatianaに励まされる。
ハビエルに自分のペースで先行するよう促す。

晴れる。まわりの山々も美しい。

12:15 Camp Canada 羽毛を脱ぎ、中食。

14:00 Cambio この間に日本人青年SSさんに声をかけられる。
    Berlinまで行くとのこと。

Camp CanadaからCambioに登るチーム。

15:00 Nido
3日前より1時間遅い。Porterを寒いなか1時間余待たした。申しわけない。
設営、強風で苦労する。隣りのテントは、例の日本人ツアー・チーム。
ここにいるのが不思議に思ったが、Porterが来なかったため、Berlinまで行けなかったとのこと。

17:33  標高5,290m 気圧520hPa 

早速、水作りを始めたところ、2台ともストーブが働かない。低温のところでは燃焼で生じた水蒸気が結露し、ガソリンを十分に気化できない欠陥ストーブである。
4時間かけて、必死で雪から水4Lを作り、さらに15℃の湯で白米を戻し、これにふりかけをかけ夕食。
高度順化のため、無理に冷水を胃薬と一緒に飲む。

どうすべきか。
B.C.に戻り、新たにレンタルするのが常道だが、この4Lの水でBerlinまで行き、考えることとする。

冷水−今はまさに命の水−を、テルモス2本に入れ、残りを2つのポリ袋に入れシュラフに抱く。10時就寝。

気圧は上がって天候は好転している。サンティアゴの悪徳業者Mountain Serviceがうらめしい。

夜中、眼が痛み出す。不完全燃焼のガスのためである。しばらくして、目ヤニで眼が開かない。ますます腹が立つ。

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